2016年7月9日土曜日

LPレコードのクリーニング


LPレコードのクリーニング

100人に聞きますと100の答えが返ってくるのが この簡単そうに見えてナカナカ・・・・
奥深い世界です

そこで今回は私が行っていますクリーニングの方法ですが レコードマニアの方から
見ると オーディオマニアの輩が今さら何をとお思いでしょうが軽く見てください

基本は 水です 精製水かバッテリー補充液(こちらの方が安い)を使います 
(これはベテランの友人から聞いたテクニックですが、ひどい汚れは無添加の洗剤を細かく泡立て 
その泡だけ利用して流水とともに洗う---ただしブルーノート盤には要注意)
普段は
① アルカリ電解水50+精製水50 を作り それをスプレー
② 柔らかいブラシかメーカー品のビロードブラシで軽く円周に添って洗う
③ 残った液をケルヒャーで吸い取る 【これは傑作品です約6~7千円で購入出来ます】
③ 水だけを盤面に濡らし別なブラシで 軽くこすりながら洗い 
  再度ケルヒャー(数回繰り返しても可)
④ レコード盤面をキムワイプ紙でキュッ.キュッと擦り溝の中の残った水分をふき取る
  (キムワイプも傑作品だと思います 一家に一個必備)
⑤ ケルヒャー付属の極細繊維の布(バーに付いている)で擦ると ピカピカに成る
⑥ 両面のメンテが済んだらスタンドに立てかけしばらく乾かし 新しい中袋に入れて終了
*ちなみに 小型ロクロがあると便利です
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後はレコードを両面プレイすることが大事です 良いカートリッジで良くかけているLpは
ノイズもなく だんだん良くなっていきます⇒このことは1970年代のオランダオルトフォン
技術部の検証です。

普段は 軽く静電気とホコリとを払いあまり神経質に成らず使いましょう そのための
レコードですから 
【最近売られているアナログリラックスの静電除去ブラシは便利です】
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なを 各社クリーニング液が販売されていますが 数十年の検証が出てませんので
??が付きます 、又超音波洗浄も 微細なレコードの溝を傷めますので もし使うなら
最小限だと思います 超音波洗浄は元々金属やガラスなど対象物が硬いものを洗う
ものですから
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2016年7月7日木曜日

RENOVhioki プレーヤーショートアーム バージョン完成

RENOVhioki プレーヤーショートアーム バージョン完成

20代の若い音楽マニアより要望されていました オーク無垢を使った.ドイツ製モーター仕様の糸ドライブ小型バージョンが完成いたしました

RENOVの認定が出来るかその再生音を期待して 新しいオーナー
とその友人を含め試聴機会を設け 小型RENOVスピ-カーやら大型の
Vitavoxなどでジャズ~クラッシクまで再生いたしました
 どれもストレス無くレコード盤の倍音も綺麗で安定したナチュラルな再生音に心を委ねることができました

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2016年7月4日月曜日

レコードの見直し--なぜ音でなく音楽が聴こえるのか

レコードの見直し--なぜ音でなく音楽が聴こえるのか

今回の発見(ひょっとしたら大発見!)はオーディオマニアとしての
私が長年モヤモヤとしていた処が ”ストンと腑に落ちた出来事でした。
ちょっと長いですが 我慢してください
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こんな記事がアナログ誌だと思いましたが最近出ていました
「それはレコード会社でカッテイングされていた長老の方のお話でした、」
--終戦後最初のころは英国Decca社からはマスター板で送られてきていたので、どうしても
多くの枚数が造れず マスターテープをぜひ送ってくれと何回も要望していたとのこと、
順当に販売が伸びていったので やっと英国から38rpmマスターテープが送られてきました
、社員皆喜んで(これでさぞかし最高の音源で聴けるぞ--)とスチューダーC37にセットし
再生した処 拍子抜けしたのを覚えています、(もちろんイコライズもしたりも各々しましたが)
このテープを元にカッテイングしたレコード盤で再生した方がよほど 音楽性に富んで気持ち
良い出来事で不思議な気持ちでした・・・・
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此処に重要な ヒントが示されています
・ 多くのレコードマニアの方は(ベテランに成るほど)皆CDよりもレコード盤のほうが良い
 と理屈抜きでいいます
・ それではどうしてか?と尋ねますと 明解な回答はえられませんし、オーディオマニア的な振る
 舞い を大いに嫌います
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○ 普段チェロやピアノを心底趣味として楽しんでいる友人が電話で とんでもない
サジェッションを与えてくれました
・ すべての楽器は 基音+倍音 の再現で成り立っている
・ これは声楽でも同じで ボデーを震わせ、基音+倍音 で成り立っている
・ 上等な楽器は上等な音楽家のふるまい(コントロール)で基音+倍音.の表現がより発揮される
・ 注意点は歪やノイズなどの倍音も同時に出ることだ
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・ 先日ライブで聴いたクリスタルボウル楽器はボウルの淵を軽くこすり倍音成分を
 表出させる(強くこすったり早く擦っても倍音は出ない)
・ LPレコードはこれに類似していないか?
(レコードには理論上 カッテイングは上限10000Hz~18000Hz だが 良質な再生装置でプレイすると
 例えば1万Hzだと上は2万・4万・・下は 500Hz・250Hz・・・と再現しているはずである)
・ この無限の再現は テープでは無理だしCDやハイレゾなどデジタル機器でも当然不可能な出来事
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これって皆さん 共感出来ないでしょか、シンプルですが凄いことですよ。

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