2016年9月6日火曜日

T.邸訪問 JBLのC-48システム(Renovチューン)

T.邸訪問 JBLのC-48システム(Renovチューン)




知人のご紹介で 武蔵野にある戸建てのT.邸に ビンテージスピーカーを
設置にお伺いしました。

Tさんはここ数年でオリジナルジャズレコードのウイルスに感染した患者です、
クラッシクピアニストの奥様がブレーキをかけるどころかご主人と一緒に楽しんで
いらっしゃるという、有る意味珍しいご一家です
ブルーノート始めズラリと並んだ名盤が大音量でも外に漏れない防音室を造られ
うらやましい環境でスタートされていました。

ガレージメーカーのセットで組まれていたシステムでしたが これから徐々にリノベーション
していかれる様子で ご夫婦ともに楽器演奏をされていますので当然大変良い耳をおもち
です、なまじな機器ではOKは出ないでしょう (ただ大変良かったのは、知人のHさん同様 
オーディオの悪性ウイルスにはまだ汚されていないご夫婦でしたので・・)

私の研究室の小部屋にて数時間試聴していただいた ビンテージJBLのC-48システム(Renovチューン)
は大変満足頂き その日にT.邸に持ち込みました

いやーその後が大変でした(汗)
・防音室と整音室との違い
この違いをあまり知られていません、防音室は私たちが一般的に楽しく鑑賞する部屋造りとは
異なり 外部にどれだけ音が漏れないかを 当然ながら第一優先にて造られます
処が雑誌などで取り上げる オーディオルーム訪問などででスピーカーの配置やら反射板、
インシュレーター、コードなど諸々で音が聴きやすくすることであって防音は考えません

上記の2点は相反する条件を両方満たすのは大変な苦労とコストがかかります
今回のお部屋は防音室側に振られていましたのでちょっと悩みました、
再生音の70%が室内の音で機器からの音は30%位と言われています、その差は
もっと有るかもしれません
70:30の両方から詰めて バランスをとりながらグレードを上げる作業でこれは数こなす経験からしかありません、

結論から言いますと 3時間位でなんとか65点位の合格ラインに達しました、これから
ますます良くなるわけですから、この後の楽しみは レコードを聴きながら過ごしてください